スポンサーサイト

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    • 2018.07.16 Monday
    • -
    • -
    • -
    • by スポンサードリンク

    ステージスタッフワークショップ【音響編】3/全3回 レポート

    0
       古賀です。

      ステージスタッフワークショップ音響編最終回のレポートです!


      まずは、講師の遠藤さんから「キューシート」の説明。

      「キューシート」というのは、シートを一見してどういう音が必要か、かぶって鳴る音(MDいくついるか)などがわかるためにリスト化したものです。

      キューシートの決まった法則はありません。
      膨大な曲を使うときには音源があるかどうかも確認が必要です。
      そのためにもこのシートがあると便利です。

      遠藤さん「いろんな音を出しますのでどんなふうに違うかなどを聞いてみてもらいます。」


      実際に音を聞いてみました。

      ・楽曲A
      ・ガラス割れる音=エコー処理が入っている
      ・水滴の音
      ・楽曲B

      4つの音源を使ってこれらの音をどのように出すかの実験です。

      まずは、モノラル(=同じ信号が2つのスピーカーに同時に出る。)を聞いてもらいます。


      ★モノラルの特性
      ・すべての人に同じ音を届けるように両方から聞こえる
      自分に近いスピーカーの方からしか音が出ていないように聞こえる


      ★ステレオを聞いてみる
      ・昔のレコードはモノラル、楽曲Bは古い曲なのでモノラルで出でいます。

      ステレオの方が奥行きが感じられたのでは?と遠藤さん。

      遠藤さん「ステレオかモノラルかは状況によって、どういうものを狙うかというので違ってきます。
      どちらをとるかはその状況によって変わります。ビートルズも初期の楽曲は、片側は曲だけ、片側歌声、というふうにしていました。」


      次は、同じステレオですが、今、舞台の奥に仕込んでいるスピーカーから出してみます。
      先ほどの吊ってあるスピーカーよりも低い位置に設置しているスピーカーになるので、それがどういうふうに聞こえるかを聞いてもらいます。


      遠藤さん「音の方向性がどちらから聞こえるのが気持ちいいかという問題。
      舞台上から出てきた方が自然ではありますね。実際の舞台でどういうふうに使うかというのは、大道具との関係も出てくるし、ハウリングしやすい設置になってしまったり、役者が出す声との兼ね合いだったりもあり、そこは状況によって仕込みのしかたがちがってきます。

      舞台上から聞こえる方が自然ではあるので効果としては多いが、音量の調整がシビアになる。
      近くにいるお客さんはうるさい。遠くにいるお客さんは聞こえにくい状況が出るかもしれないので、
      ぽんプラザでは上から吊るす方がよりいかもという判断で今吊っている状態が常にしているのではないかと思います。」


      今度は、音源ごとにバランスを変えて音を出してみました。

      遠藤さん「最初の音源Aは客入れという意味合いもありBGM的にかけてみました。
      ガラスの音は4つのスピーカーから出すようにし、水滴の音、楽曲Bというよう流れで、
      だんだん舞台上に下に降りてくるように音を出してみました。
      舞台空間に引きこむようなイメージで出しています。


      実際に水道の蛇口の装置があった場合、そこの場所から音がでているように聞かせたいと演出家が言った場合です。
      今舞台上の蛇口があると仮定した場所のパネル裏にスピーカー仕込んでみました。


      今度は、照明もあわせて音を聞いてみました。

      遠藤さん「照明があるとまた視線が誘導されるので音も狙っている効果をより引き出すことができます。
      役者さんにも付き合ってもらいます。(この日、お手伝いに入ってもらっていたサポートスタッフ3名に役者をしてもらいました。)
      この演劇空間に入っていく導入の仕方として、どういうふうに引きこんでいくかを音響としてかんがえていけたらと思います。

      水滴の音を吊ってあるスピーカーからのみ聞こえるようにしてみます。
      状況違うというのはわかるが、実際どこにスピーカー仕込めるかという制限もあるのでその制限の中でどうするかになる。
      実際に違うということを体感してもらったので皆さんが芝居に関わるときにプラン考えるときの参考にしてもらえたらと思います。

      スピーカーに関するトライアルは、以上です。」

      参加者から質問も出ていました。

      質問:お客さんの入によって音量を変えるのですか?

      遠藤さん「お客さんの入りによって、役者さんの声の通りやすさが変わってくるため変えます。
      客席が満席の状況を想定して作っている。満席に近いと、音を吸収しやすくなるので。
      お客さんが聞くのと同じ状況の状態で聞くようにしています。
      音質の補正まではやらないですね。全体の音量のみです。」

      質問:障害物があるとどれくらい聞こえなくなるものですか?

      遠藤さん「(実際にパネル外して聞いてみました)音の質によっても透過性が違います。
      高い音は吸収されやすく、低い音は押し出されてきます。」



      続いて次のセクションへ。

      ・生声→声を聞かせるために、音楽をぎりぎりまで落としました。
      ・マイクロホン使う→もっと音楽聞かせたい場合、など。先ほどよりも音量は落としていないです。
      ・コンデンサーマイク→床に跳ね返る音だけをひろうマイク。あまり目立たないマイク。演技の邪魔にもならないし、終わったあとはける必要ない。目立たないということと、役者の演技の邪魔になりにくい、という特性があります。
      ・サスペンションバトンに仕込んだコンデンサーマイク→今回はサスペンションバトン(これは照明をつるためのバトン)に吊りましたが、自分は通常はこのバトンには吊らないようにしてます。幕などを吊る美術バトンに吊ったりします。

      と次々にいろんな種類のマイクを試しながら遠藤さんからお話がありました。


      遠藤さん「声の量が比較してみると全然違うことがわかる効果を負荷することもできます。残響音をだしたり。このサイズの小屋でもマイクをいろいろ使って面白い効果を出すことができます。
      スピーカー使ったトライアル、マイク使ったトライアルをしてみました。
      皆さんが実際にプランを考えるときの参考になればと思います。





      最後は、参加者それぞれ3分ずつ機材を触ってもらうコーナーがありました

      やってもらうことは、用意してあるマイク1本を使って、自分の声を出して聞いてみてもらうことです。

      遠藤さんから、フェダーの適性位置などの説明。
      フェダーを上げた状態で、ゲインを触るとすごい音がします。
      マイクを置くときにはゴンという落としてしまうのでフェーダーを必ずさげること。
      などなど適宜説明がありながら、全員でそれぞれの声を出しながら、機材の操作を学びました。







      人によって声質、音域が違うので、ちょこちょこと調整、操作の違いが出てきて、
      いろんな操作バージョンを見ることができました。


      遠藤さん「役者さんは腹から声出せと言われると思いますが、マイクも大きい声を拾うものなので、音響さんも大きい声を出さないといけない。自分の声がどれくらいのものかというのを知っておく必要がありますね。
      人によって声質違うので、セオリーはないが、電源を入れる順番、きる順番は約束事としてはあるので、現場現場で獲得していってほしいと思います。」

      とお話がありました。

      最後は、全員で機材のバラシ作業をおこないました。
      これまで習ったことを復習しつつ、安全に気をつけながら作業します。
      前回の実習でおこなった八の字巻にも挑戦です。







      あっという間にバラシも終わり、最後に遠藤さんから。



      遠藤さん「3日間で音響ワークショップ終わりです。説明できた部分と漏らした部分もあります。
      まずはくれぐれも事故がないように気をつけてほしいと思います。
      そして、現場で活躍していく方もいらっしゃると思います。
      今後、裏方のセクションとして、また現場で出会えることがあれば幸せです。

      ものを教えるのが本職ではないので、なかなか伝えるのが大変だったりもしましたが、
      何らかをつかんでもらっていればと思います。
      そして、みなさんの今後の活動になんらか役に立っていれば嬉しいです。」


      全3回のワークショプ音響編、全て終了しました!
      将来、どこかの現場でスタッフとして出会うことがあれば素敵ですね!

      スポンサーサイト

      0
        • 2018.07.16 Monday
        • -
        • 17:06
        • -
        • -
        • by スポンサードリンク

        コメント
        コメントする








           
        この記事のトラックバックURL
        トラックバック

        PR

        calendar

        S M T W T F S
           1234
        567891011
        12131415161718
        19202122232425
        2627282930  
        << April 2020 >>

        @npo_fpap

        週刊 FPAP news

        selected entries

        categories

        archives

        recent comment

        • 一歩差がつく舞台づくりを目指して!舞台メイク勉強会を開催します!
          FPAP (04/10)
        • 演劇部は、演劇なんてしたくない!という新入生にこそ、声をかけよう。
          kiddy (04/04)
        • 一歩差がつく舞台づくりを目指して!舞台メイク勉強会を開催します!
          古賀 (10/06)
        • 芸術の秋!文学の秋!!
          池田美樹 (09/14)
        • 『革命日記』のことを考えながら、ふと、宮崎での九州演劇人サミットを想いだす
          本田 範隆 (05/19)
        • 『革命日記』のことを考えながら、ふと、宮崎での九州演劇人サミットを想いだす
          tomari (05/18)
        • 永山さんの戯曲講座から生まれたお芝居、『フツーに生きてたら公衆電話なんかつかわない』本日より甘棠館で
          劇団カミシモ山下キスコ (01/19)
        • ハワイに行ってきます!
          劇好き (10/22)
        • げきたまご稽古中。
          本田 (10/13)
        • 誕生日プレゼント
          中原めぐみ (04/23)

        links

        profile

        search this site.

        others

        mobile

        qrcode

        powered

        無料ブログ作成サービス JUGEM